友の悩みに己が姿を投影し・・・

年末年始に大きな神社の前を通ると、

駐車場に向かう幹線道路には何キロにも渡って車が列になって、

歩道も人の列が続き、

多くの人が参拝に向かっているのが見える

皆、今年も商売繁盛、家内安全を祈願しているのだろうか

物事が順調に進んでいて、

人間関係も良好

そうしたらどんなに幸せだろうかと思うが、

実際にそうなってみると、

人のありがたみが希薄になり、

相手の言葉も自分の心に響いてこない自分がいる

それが、

昨年末から大きな悩みを抱えるようになってから、

他人の優しさが身に沁みて、

人の言葉も心に響き、

特に悩み深き人の話を聞くと、

我が事のように涙が溢れるようになった

今まで私は何を見て、

何を感じて生きてきたのだ・・・

そう思うほど、

心になんでも沁みていく

順調な時の自分と今の自分

確かに悩みは深いのだけれど、

順調な時に比べうまくいっていない今の方が、

ずっと感性が豊かになっている

今日、子どものことで悩んでいる友人の話を聞いて、

本当にどんなに辛いだろうと涙した

今の自分の苦しみと重なり、

話を聞いた

悲しいことだが、

自分が体験してみないと、

人の苦しみを感じることはできない

そういう意味で、

今与えられている悩みは、

私には必要な試練なんだと思う

先日夫の知人の奥さんが凍結路面で転倒し、

足首を骨折した

奥さんは入院し、知人はしばらく一人暮らしとなることを、

周りは心配している

その知らせを聞いてから、

夫は熱心に家の外階段の雪かきをして、

滑り止めの砂を撒いている

声をかけると

と言った

その言葉が素直に嬉しい

一人は嫌だ

寂しいもの

という思いが隠れているような気がして・・・

本当に今、

夫の食事を作ったり洗濯をしたり、

掃除をしたりすることがとても嬉しい

自分が誰かの役に立つことができることが嬉しいのだ

今、置かれたこの状況で、

私一人になってしまったら、

寂しさに押し殺されそう

以前は食事支度も面倒と思っていたのに、

本当に自分勝手な私

今日の夕ごはん

春巻き

ほうれん草の胡麻和え

金時豆の煮豆

大根と揚げの味噌汁

災害時の情報収集に携帯ラジオ

スマホの充電に