あの日の後悔を胸に・・・

今日の夕ごはん

とり手羽元と大根の煮物、茄子とピーマンの味噌炒め、

キャベツとエノキと揚げの味噌汁、キムチ

あの日の後悔を胸に・・・

阪神淡路大震災から28年経ったという

この家を建てているとき、大震災があった

28年という歳月

新築だった家もすっかり古びた家になった

ラジオを聴いていたら、

あの大震災に遭った女性のインタビューがあった

大震災で亡くなった当時1歳の孫に

「助けてあげられなくてごめんね」と言ったと話していた

息子にも1歳の子供がいる

あの時から何十年経っても、

親族はその赤ちゃんに申し訳ない気持ちで生きていると思うと切なかった

顔面神経麻痺で食事が思うように摂れない夫は、

ご機嫌がよろしくない

けれども、

私にとっては唯一の家族

相手がどういう精神状態であろうと、

何かあった時、後悔しないように接しようと、

夫を勤務先へ送り出した

母が事故で亡くなる朝、

何度ファックスを送っても送信されないので、

母に電話で注意した

母は「ごめんね」を繰り返した

それが、私たち母娘の最期の会話となった

以来家族と別れる時は、

決して怒ったままで別れない

これが家族との最期の時となるかもしれないから

今日はあの日亡くなった方々の命日

家族を失った人の悲しみは永遠に消えない

その方々がどうか慰められるようにと祈る