今日仕事場に30年ほど前に我が家にホームステイした韓国出身の男性一家が来訪
当時彼は大学1年生
小学生だった息子が撮った写真
青シャツが彼、右端が私
彼はとてもフレンドリーで、
大学生時代に休みを利用して2度来日、
我が家に1週間ほど滞在
来日中2週間お世話をした
だがそれ以降すっかりご無沙汰
ところが、
先月、家族で会いに行きたいと連絡が!
互いにわかるだろうかと不安だったが、
会ってみると彼は以前の印象そのまま
現在49歳とのこと
奥様と長男長女二人のお子さんの四人家族となっていた
ランチをご一緒することになり、
庭園が美しい老舗蕎麦屋さんへお連れした
今日の昼ごはん
ここのかしわ蕎麦が好き
蕎麦屋さんで、
この30年間の彼の人生を伺った
彼は大学卒業後、
大手企業に就職
北京やインド、シンガポールなどで仕事をして、
それぞれの国の言葉をマスター
日本語を含め五カ国語を習得
これには驚いた
奥様は政治経済学者
長男は米国の大学の医学生
長女も今年度から米国の大学で芸術を専攻するという
よく韓流ドラマにこのようなエリート家族が登場するが、
彼もそのような人生を歩んでいたことに驚いた
上の写真で彼の左隣に座っている男性は、
30年前韓国の大学の医学生だった
彼はソウルの街の真ん中で眼科の専門医として働いているという
ホームステイしていたとき、
うちの息子とも遊んでもらったので、
息子と孫が写っている写真を彼に見せたら、
やはり非常に驚いていた
小学低学年だった息子は、30代後半
現在二児の父親だ
彼らとお別れするとき、
彼が
30年前、
韓国の大学生だった私を、
ボランティアで家に泊めてくださり、
色々お世話をしてくださったことを
心から感謝しています
と言って言葉に詰まった
それを聞いて私も涙が・・・
当時の私は30代の専業主婦
子どもとの単調な生活の中にあって、
大学生二人のお世話はとても楽しかった記憶がある
それをこんなにも感謝してくれて、
今、変化のない穏やかな生活をしているだけに、
自分もよくやっていたという思いと同時に、
今は気力体力共にとても出来ない現実を感じ、
寂しい気持ちになった
息子に上の写真をLINEして、
彼が来たことを伝えると、
彼のこと思い出した
この写真見ると、
お母さんも若かったね
今の僕と同じくらいの年じゃない?
と返事が来た
そう言われればそうかも
30年あっという間と思っていたが、
やはりそれだけ長い年月が経っていた
彼も息子もまだまだ現役だが、
こちらは間も無く定年
この時の流れは、
現役バリバリだった人間が定年となる年月なのだ
帰宅してから昔の写真を引っ張り出して、
時の流れを実感した
これから先、彼に会う機会はあるだろうか
次に会うときは、
もしかしたら、彼も定年を迎えた時かもしれない
そして私は・・・・
今日は懐かしい彼に会ってお礼を言ってもらい、
嬉しい反面、
人生の終盤に入った今、
寂しさも感じた1日だった
今日の夕ごはんは昨日の残りのカレーライスで済ませた (`・ω・´)
元気出していこう!