昨日の夕ごはん
スパゲッティミートソース、クリームシチュー
夕ごはんを麺にするのは珍しい
昨日は昼食をミートソースにしようと考えていたが、
予定変更で夕ごはんに
お昼ごはんが少なかったので、いつもならスープにするところをこってりシチューにした
満足♡
40年後、彼氏の消息を知る
今日は「成人の日」
昨日、私がハタチの時のことを考えていた
おそらく人生で一番気楽な生活を楽しんでいたと思う
当時は、親が都会に購入したマンションで学生生活を送っていた
マンションは週イチ田舎から遊びに来る両親のために、
3LDKの広さだったので、
ウィークデーを学生が一人暮らしをするには贅沢な広さであった
そんなこともあって大学の友人たちがよく遊びに来た
友人の中に私より3歳年上の女性Yさんがいた
彼女は自宅から二時間ほどかけて電車で通学していた
彼女は皆より年上ということもあって、
クラスの誰とも馴染まずいつも一人で本を読んでいた
ある日、天候悪化で電車が止まった
帰宅の手段がなくなり、
困っていた彼女を私のマンションに泊めたことがきっかけで彼女と親しくなった
うちに着くなり彼女は親に電話して事情を話した
電話を代わり私も彼女の母親と話したことで、彼女の母親は私を信用し、
以後度々私の家に泊まるようになった
私は週末、彼女の実家に遊びに行き、
彼女の両親とも親しくなった
彼女の家は地方の資産家で立派な家に住んでいた
彼女の家に行って私は彼女がいわゆる「箱入り娘」だったことを知った
ある時、彼女が当時付き合っていた彼氏をうちに連れてきた
私は他にも友人がたくさんいて、
彼女の私生活に関してあまり多くは知らなかったので、
彼女が彼氏を連れてきた時、とても驚いた
彼と一緒にいる時の彼女は、私といる時の彼女とはまったく異なり、
とても甘えん坊で幼くみえた
ある日、いつものように彼女は彼氏を連れて私のマンションにやってきた
その日は彼女の誕生日だったので、うちでパーティをすることになっていた
夜になった
酔った彼女は、彼氏のアパートに泊まりたいと言い出した
親には私の家に泊まるとうそを言うという
私も彼氏も困った顔で沈黙した
彼女はうちの電話で自宅に電話をかけて、
私の家に泊まってもいいかと聞いている
親は私に電話口に出るように指示
私が出ると「いつもYがお世話になってごめんなさい」と詫びた
その日以来、彼女は度々私の家に泊まると親に言っては、
彼氏のアパートに泊まるようになった
親が彼女の行動に疑いを持ち始め、
本当にうちに泊まっているのか、
親から折り返しうちのマンションに電話がくるようになった
そのために彼女は私のマンションにいつも彼氏同伴で終電ギリギリまで滞在するようになった
そんなとき、私と彼女は姉妹のように二人で料理を作り、
彼氏と三人でワイワイ食べた
当時、彼氏は数学を専攻していて、大学院生だった
いつもリビングのソファーで空を見つめて数学の世界に浸っていた
その後、彼女は彼氏を親に紹介したと聞いて、
私は彼女と彼氏は卒業後結婚するのだと思った
ところが、後になって彼女から彼氏と別れたことを聞いた
彼女の親は彼らに自分の事業を継がせたかったが、
学者を目指す彼氏の意思は固かった
母校を出て地方の大学に勤務することになり、
それを機に別れたという
その後私は彼女とも会う機会が減り、現在の彼女の消息も知らない
昨日、成人式のニュースを聞きふと彼らのことを思い出した
彼女はどうしているかしら
結婚して姓が変わったのだろう
検索しても彼女らしきデータは出てこなかった
それが、思い立ってふと彼氏の名前で検索
画像検索で、懐かしい彼氏の顔を見つけた
なんと彼氏は地方の国公立大学の教授になっていた!
もし彼の容姿が全く変わっていたなら気が付かなかったが、
彼の雰囲気は40年前と全く変わらず
髪型は昔と同じセミロング
彼氏は私より3歳年上なので、63歳だが、
嫌らしさがなく、爽やかな風貌で良い歳を重ねて生きているように感じた
私が発見したのは彼が赴任した大学のホームページ
彼氏があのとき赴任した大学で教授になったことが嬉しかった
彼氏のプロフィールに「新入生の皆さん、なにかわからないことがあったら、
遠慮なく相談してください」なんてメッセージが書いてある
当時の彼を思い出してなんだか可笑しかった
親のスネをかじって好き放題していた私たちが、
いつの間にか親になり、そして孫までいる世代になった
昔なら、知り得ない情報が今では簡単に手に入る
暇に任せて昔の知り合いを調べてみたが、
それでオシマイ
だからどうということもない
だが、昔親しくしていた人がまだ元気でいることを知って嬉しい
十年後に検索しても、
仕事を引退していたらヒットしなかっただろう
良いタイミングで知ることができたと思う
彼女はどうしているだろう、、、
彼女も親の会社を継いで幸せな人生を送っていることを願う