三年前に大腸癌が見つかった夫のその後

今日の夕ごはん

桜鱒のバター焼き

カニ風味蒲鉾と新玉ねぎのマリネ

厚揚げと大根おろし生姜醤油

新玉ねぎと揚げの味噌汁

三年前に大腸がんが見つかった夫のその後

夫は午前中、先週大腸内視鏡検査を受けた病院で受診

諸々の検査結果を聞いてきた

ポリープは癌化していなかったとのことで、

このところ毎年受けていた内視鏡検査も次回は二年後で良いと言われたと、

嬉しそうに報告

私も先月乳がん検診を終えたので、

これで今年の主な検査は終了

今年も健康が守られることを祈る

還暦を過ぎてから、

毎年の健診を受けるたびに万が一のことを考える

健診を受けても発見されない病もあるが、

とりあえずはほっとする

私は昨日に引き続き、今日も午前中一通りの家事はするものの、

その後はずっと源氏物語の通読

今日はいよいよ最終巻に突入

現時点で浮舟が入水し葬儀が執り行われたところまで読んだ

二人の殿方の間で苦しみ悶える浮舟の姿

強引に身体を奪われながら、

その殿方の激しさに心惹かれていく女性

このようなあられも無い様子が千年前に書かれていたことにまずは驚く

そしてそのような罪深い我が身が悲しく、

死を選ぶ浮舟・・・

哀しいストーリーだが、

物語とはいえ、

こんなにも激しく殿方に愛された女性の姿を想像し、

私の六十数年の経験と照らし合わせた

そういえば遠い昔、

夫も

と言ったことがあったが、

結婚してその後のことをあれこれ思い返すと、

その言葉が真実だったのか疑わしい

初めに抱いた想いを死ぬまで持ち続けることは不可能だ

大体いつもそんなに激しく相手のことを思ったら毎日がとても疲れる

そこにいるかいないかわからないような、

空気のような存在が一番

今後も相手に過大な期待はしないで、

余力を残して毎日を過ごし、

どちらかが尽き果てるまで共に暮らすことを目標にする

源氏物語は現実ではあり得ないことなので殊更面白い

今日で読み終える予定だが、

30代の時読もうと思って挫折したものを、

還暦過ぎて読み通すことができたことに感謝したい

あれもこれもNHK古典講読の講師島内景二先生の講義のおかげ

今年取り上げる阿仏尼の「うたたね」に期待

このブログを通して「うたたね」を購入してくださった方が何人もいらっしゃる

一緒に学ぶお仲間がいると思うと、

とても嬉しい　( ◠‿◠ )

多くの人に古典の魅力が広がって欲しいと願う