今日は関東地方から恩師がいらして、
当地で講演会を開くというので、
会場まで足を運んだ
すると会場で30年以上前に師と仰いでいた女性とばったり再会
講演前の待ち時間に5分間ほど近況を分かち合った
彼女と会ったのも恩師と同じく8年ぶりくらいだろうか
30代の頃、私はこの10歳ほど年上の女性に心酔
当時の彼女は私にとって神のような存在だった
しかし、失礼ながらこの年になってみると、
なぜあんなに彼女に心を奪われていたのかわからない
確かに彼女にはカリスマ性を認める
だが今となっては、
何かにつけて彼女に頼り切っていた自分をとても情けなく感じる
その当時、私は婦人科系の不調で極度の貧血に陥っていた
そのせいか、不安を感じると動悸や冷や汗が出て、
パニック症状が現れた
当時夫は転職したばかりで、
簡単に仕事を休むことはできない
息子は幼児で留守番などできない
両親は遠く離れていて何かあってもすぐに来られない
都会に転居したばかりで、友人もいない
そんな孤立状態の時に、
婦人のサークルで彼女と知り合った
彼女は姉御肌で経済力もあった
何か困ったことがあったら、
すぐに駆けつけ世話をしてくれた
どんなに助けられたことだろう
けれども、一方で私の意志に関係なく、
私をコントロールする面もあった
お世話になったのだから、
このくらいのことはしなければ、、という思いで、
彼女のお願いを聞いたこともあった
それが私が40歳手前で関東の学校で学ぶために当地を離れたことで、
彼女との関係を冷静に見る機会が与えられ、
学びを終えて戻ってからは、
彼女との間に距離を置くようになった
そんな私の態度に彼女は最初大いに戸惑った様子だったが、
今度は彼女の方がご主人の転勤で当地を離れたことで、
私たちの関係以前のそれでは無くなり、
年に一回の賀状のやり取りのみとなった
彼女との関係を振り返ると、
互いに共依存関係にあったと思う
ある時は彼女は私の夫以上の存在だった
やはりそれは異常だ
私は彼女と物理的に距離を取ったことで、
本来の自分を取り戻すことができた
30年という月日を経て、
私は正反対のタイプの女性に心惹かれる
とても謙遜で、
へり下った心の持ち主
私は何もわからないのだけれど、、、と正直に告白する人
こんな女性は私の憧れだ
とはいえ、今日会った彼女とはもう会う機会もないだろうと思っていたけれど、
短い時間でも会うことができて良かった
彼女と会って、
あの時彼女とは距離を持とうと思った自分の判断が正しかったと思うことができた
誰にも依存しないで穏やかに暮らす
こういう日を一日一日積み重ねていきたい
それが私にとっての幸せ
古典講読で「建礼門院右京大夫集」が始まる前に「平家物語」を読んでおこうと、
フリマサイトで購入した全4冊が届いた
(市古貞次訳付き)
古い本にも関わらず状態は非常に良いものだった( ◠‿◠ )
これを年内に読み終えるのが今年最後の目標
円地文子さんの源氏物語10巻を購入した時と同じく、
こちらも一読もされていない本
管理も良かったので新品同様
これが一冊五百円ほどで手に入った
買う側としては非常にありがたい ∩^ω^∩
今日の夕ごはん
豚ヒレの照り焼きと野菜盛り合わせ
キムチ冷奴
小松菜と揚げの味噌汁
ミルクゼリー・ブラックベリーとりんごジャム