すべての重荷から解放された彼女を見送った


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昨日、今日と知り合いの娘さんのお母さん(50代半ば)の葬儀に参列

生前の彼女にはお会いしたことはなかったので、

会場に入り遺影を見て、

あまりにも若く美しい笑顔に言葉を失った

娘さんに「とても美しいお母様ですね」と言うと、

「はい、これは10年前の写真で母が奇跡の一枚と言って遺影に決めていた写真です」

と言った

10年前というと40代半ばということか、、、と思いながら、

再度遺影を拝見、まるで女優さんのようである

彼女の経歴を聞くと、若い頃離婚され、以後二人のお子さんを女手一つで育てたという

斎場には彼女の同僚だった看護師仲間が大勢参列していて、

勤務していた病院からも花輪が届いていた

一時間ほどで葬儀が終了

いよいよ棺が閉じられる時、

彼女の80代後半と見られる母親が、

彼女の兄に支えられて棺の側へと歩み寄った

そして遺体に向かって何かずっとお話になっていた

何をおっしゃったのか私には聞こえなかったが、

それを聞いて周りにいる親戚の方々も涙をぬぐっていた

その母親の姿を見て今度は私の目から涙がぼろぼろと流れ頬をつたった

「逆縁」という言葉があるが、

親が子の骨を拾うことほど悲しいことはあるだろうか

同居して頼りにしていた娘が亡くなった

これから結婚したばかりの孫と暮らすのかわからないが、

高齢の母親は数日前始めてお会いした時より、更に痩せて小さく見えた

感心したのは喪主をした彼女の次女だ

涙も見せず気丈に振る舞い、来客の対応もパーフェクト

喪主の挨拶も立派だった

おそらく30歳くらいかとは思うが、年齢以上にしっかりしていた

次女である娘さんも父親不在の家庭で働く母親である彼女を支え、

苦労してきたのだということを感じた

今回、彼女の家庭の事情を深く聞く機会があった

我が家もいろいろ複雑な事情を抱えているけれど、

他所様もそれぞれ事情を抱え、必死で生きているのだ

年老いた母親、これから結婚を控えた娘を遺して逝った彼女であるが、

息を止めた彼女の顔はとても安らかだった

「あなたがたの思い煩いをいっさい神にゆだねなさい。

神があなたがたのことを心配してくださるからです。」

ペテロ第一の手紙5章7節

死の直前にキリスト教の洗礼を受けた彼女は、

神から魂にやすらぎを頂いたように見えた

葬儀に参列して初めて彼女の人生の一部に触れた

彼女がどんな思いで死を前に洗礼を受けたのかを考えていたが、

それまで背負ってきたすべてを置いて、

天国へと旅立った彼女の姿がまぼろしとなって私の目に映った

今日の聖書通読箇所
ヨハネの黙示録 11章
今年から新約聖書を最初から一日一章読んでいます


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コメント

  1. パルタ7 より:

    こんばんは。

    逆縁は辛いですよね。親より先に子が亡くなるなんて、なんと不幸なことでしょうか。彼女様のお母さまのご冥福をお祈りします。

    • お雪 より:

      パルタ7さま
      お祈りありがとうございます
      コメントも感謝します

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